翌朝、ピーカンと晴れました。 ごった返していた宿泊客も 中岳、久住山、星生山、大船山 などに向け 次々と出発してゆきます。 正面が “平冶岳” 双耳峰で、奥に見えてるのが 平治岳の山頂。 “坊がつる” 湿原を横切り登山口へ… (立派な非難小屋が出来ていました) 坊がつる~大戸越えまでは ぬかるみが続き、一人一石運動をしています。 登山口に コブシ大~赤ちゃんの頭くらいの石の小山があり 登山者に 「一人一石を持ち上がってぬかるみに入れてもらう」運動です。 連れ合いは いつもどうり両手に石を持って歩き始めました。私の分もで 4個。 「もう少し先」の看板が何箇所かあり、最後に「この先へ」 普段からぬかるむ道は、昨日までの大雨でドロドロ。 靴がズブリッ!と入ります。 ぬるぬる、ドロドロの悪路でくたびれ、やっと “大戸越え”に到着。一休み。。。 左 “平治岳” 右 “大船” との分かれ道です。 なだらかそうに見える前山だけど かなりキツイ直登でした。 人一人がやっとの細い登山道は すれ違いができず 登山コース 下山コースに分かれてます。 山頂は、ここから見えません。 平年なら 山一面のピンクの絨毯なのに 今年の平治岳は害虫被害で酷い~~ この2~3年 扇が鼻、久住山、星生山など順に虫の被害でミヤマキリシマが駄目でした。 今年は ついに平治岳まで被害が広がり、山頂辺りがわずかに咲いているのみ… 12~3年周期くらいで 虫がわき、ミヤマキリシマの蕾と新芽を食い、花が駄目になるとか… 火山噴火が活発なときも 天敵の鳥が来なくなり虫が異常発生するようです。 木が枯れると食べるものが無くなって虫も死んでしまい、またミヤマキリシマが復活してくるとのことでした。 そう言えば 阿蘇の火山活動が活発化して 阿蘇や仙水峡のミヤマキリシマも駄目と聞きましたが。 ↓ 枯れてます こんな虫。 昨年は素晴らしかった!と口々に登山者が言ってましたが… 残念! 次、見事に復活したころ 来られるでしょうか? 平治(ヒイジ)岳山頂 (1643m) 珍しい 白いミヤマキリシマが一輪! 山頂近くの花は けなげに咲いていました。 また 大戸越えまで下って お弁当。 坊がつるまで下山。 悪路でヘロヘロ~~~ 雨ヶ池経由で 長者原へ。 前日の雨の中 うっそうと繁った木々の中に “おおやまれんげ”の蕾を見つけ。 今日の晴天で一輪 咲いていました。 貴婦人の美しさ! 翌朝からまた雨。。。 梅雨の間の 貴重な晴天の一日でした
by hotate13
| 2015-06-11 21:49
| 登山
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